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訪問看護師が有する療養生活の場にある「空気を読む」能力の構造化

研究課題

研究課題/領域番号 26861951
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 高齢看護学
研究機関千葉大学

研究代表者

島村 敦子  千葉大学, 看護学研究科, 助教 (20583868)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2014年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード空気 / 空気を読む / 療養生活の場 / 訪問看護師 / エキスパート
研究実績の概要


本研究の目的は、訪問看護師が有する療養生活の場にある「空気を読む」能力の構成概念を明らかにし、訪問看護師の「空気を読む」能力を構造化することである。2年計画で行う初年度にあたる平成26年度は(1)「訪問看護師の能力・接遇・コミュニケーション技術」「社会的知能」「空気・空気を読む」に関連する国内の文献検討ならびに、「atmosphere:雰囲気」に関連する海外の文献検討、および(2)平成25年度(挑戦的萌芽研究)において実施した、療養生活の場で空気を感じた経験を持つ訪問看護師を対象としたグループインタビューのデータの分析結果を統合し、「訪問看護師が有する療養生活の場にある空気を読む能力」の構成内容を整理した。さらに(3)整理した空気を読む能力の構成内容について、学会発表での意見交換ならびに、海外の研究者1名、訪問看護に関する実践・教育・研究経験があり、看護学の博士号を有する日本の研究者2名と意見交換を行った。
以上の取組みから、訪問看護師が療養生活の場において空気を感じる状況と、訪問看護師にとって空気を読む能力は必須の能力であることの合意が得られた。しかし、空気を読む能力の構成内容や表現方法については、療養生活の場にある空気を読むことがどのような訪問看護実践に活かされているのかという視点からの検討が必要であることが指摘された。さらに、海外の研究者にとって「空気」という言葉自体は馴染みがなく、理解しがたいものであるが、「空気を読む」ことの意味は、エキスパートの段階にある看護師が行う複雑な状況に適応するためのアドバンスなスキル、知識、方法に関連する内容として理解されることがわかった。これらをふまえ、さらに訪問看護師が有する空気を読む能力の構成内容、表現方法を洗練させ、空気を読む能力を構造化する必要がある。

報告書

(1件)
  • 2014 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 訪問看護師が有する療養者と家族が生活する場にある「空気を読む」能力の構成内容の解明2014

    • 著者名/発表者名
      島村敦子、諏訪さゆり、辻村真由子
    • 学会等名
      第34回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      名古屋国際会議場(愛知県、名古屋市)
    • 年月日
      2014-11-29 – 2014-11-30
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書

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公開日: 2014-04-04   更新日: 2016-06-01  

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