研究課題
若手研究(B)
ミトコンドリア鉄異常とオートファジー欠損の関係性を検討し、オートファジー欠損マウスにおけるミトコンドリア鉄の異常な減少が認められる一方、細胞全体での鉄量は変化せず、ミトコンドリアから流失した鉄は細胞質内で異所性に存在し得ることを明らかとた。このことは鉄動態異常が細胞環境の増悪の原因となることを示唆した。ミトコンドリア機能制御のための鉄動態の重要性を検討すべく、オートファジー欠損マウスを用い鉄補充法を中心とした機能回復検討を行った。結果、ミトコンドリア機能異常は細胞内鉄分布異常に起因するものであることで、生体外からの鉄補充操作ではミトコンドリア鉄の欠乏を救済できない可能性を明らかとした。
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http://tanaka.yu-med-tenure.com