研究課題/領域番号 |
26870166
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細胞生物学
ナノマイクロシステム
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
久代 京一郎 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (90632539)
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連携研究者 |
高井 まどか 東京大学, 大学院工学系研究科, 教授 (40287975)
梁 明秀 横浜市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (20363814)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | マイクロトポグラフィー / ハイドロゲル / 細胞移動 / 癌 / 癌転移 / microtopography / directed cell migration |
研究成果の概要 |
転移の際に癌細胞は体内の様々な微小構造中を移動するが、これら構造による影響やそのメカニズム等は解明されていない。代表者の先行研究で、マイクロ溝構造で正常上皮細胞の移動性が高まる「トポグラフィー効果」が報告された。今回そのトポグラフィー効果を利用し、癌細胞の移動を向上・制御できるのかを調べた。結果として、様々な癌細胞が正常細胞と比べ、細胞骨格の形成が安定に行えないため、トポグラフィーによる影響を受けにくいことが分かった。これは癌転移に関わる重要な発見であり、体内の微小構造のシグナルを無視することで、どのような場所にも登ったり潜り込んだりすることで、免疫細胞等から逃れている可能性が示唆された。
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