研究課題/領域番号 |
26870211
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
流体工学
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
吉武 裕美子 長岡技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (80453794)
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研究協力者 |
Langevin Dominique パリ11大学, 教授
Salonen Anniina パリ11大学, 助教
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | フォーム / ブロッキング現象 / プラトー境界 / サスペンション / 沈降 |
研究成果の概要 |
生クリーム等で代表されるエマルジョンやサスペンションを用いたフォームは、界面活性剤、水、空気からなる一般のフォームに比べ桁違いに寿命が長い。泡の寿命は泡と泡の間のプラトー境界における排水が律速となっているが、エマルジョンフォームではここにエマルジョンのドロップレットが詰まるため排水が阻害され、長寿命が達成されると考えられる。 毛管をプラトー境界に見立てたモデル実験を行ったところ、ブロッキングは粒子同士が単純にすれ違えなくなるために生じるのではなく、粒子とその周りの流体の相互作用によるレイリーテイラーの不安定性によるものが強いと考えられることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、エマルジョンやサスペンションのフォームの寿命をコントロールすることを主眼に進められ、粒子が液体中に懸濁したサスペンションを管に閉じ込めたときに生じる挙動を調べたものである。このような系はフォームの中だけでなく、小麦粉やコンクリートの輸送など、サスペンションや粉体をパイプで輸送する際にも生じるものである。本研究によって工業的にも重要な知見を得ることにつながると期待できる。
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