研究課題
若手研究(B)
多環芳香族炭化水素(PAHs)による越境大気汚染の影響を検討するため、本州中部の沿岸部から高山帯を含む14か所の地点で、マツ葉・コケ植物を採取し、植物内のPAHsの分析を行った。この結果に基づいて、PAHsによる越境大気汚染の影響を評価するとともに、生物指標を利用したモニタリング手法について検討した。その結果、(1)日本海沿岸部と高山帯において、東アジアに由来するPAHsの強い影響がみられること、(2)この越境大気汚染の指標としてコケ植物が適していること、(3)その一方、マツ葉は国内由来のPAHsを評価する際に有用であること、が明らかになった。
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