研究課題/領域番号 |
26870265
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物性Ⅱ
物性Ⅰ
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
井村 敬一郎 名古屋大学, 理学研究科, 助教 (10444374)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 強相関電子系 / 金属絶縁体転移 / 励起子絶縁体 / 発光分光 / 高圧物性 / 励起子 / 非線形伝導 / 光物性 |
研究成果の概要 |
無限の寿命を持つ励起子(電子・正孔束縛状態)の波数空間における凝縮状態の実験的解明は、チャレンジングな課題である。本研究においては、圧力誘起絶縁体・金属転移を示す典型物質であるSmSに着目し、励起子凝縮の可能性を追求した。 輸送特性、および角度分解光電子分光の実験から、これまで絶縁体相であると考えられてきたSmSの低圧相(Black phase)内において、絶縁体・金属移転を示すことを見い出した。また、その転移近傍において、負性微分抵抗を含む、明確な非線形伝導現象が観測された。これらの結果は、励起子凝縮の研究に重要な知見を与えるものである。
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