研究課題/領域番号 |
26870292
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医化学一般
機能生物化学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
笠井 倫志 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 助教 (20447949)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 生物物理 / 1分子計測 / 生理学 / シグナル伝達 / バイオテクノロジー / G蛋白質共役型受容体 / ドーパミン受容体 / ダイマー形成 / Gタンパク質共役型受容体(GPCR) / ダイマー / 動的 / 1分子計測(SMD) / Gタンパク質共役型受容体 / ヘテロダイマー / 3量体Gタンパク質 / 3量体Gタンパク質 |
研究成果の概要 |
Gタンパク質共役型受容体(GPCR)は、機能調節のためにヘテロダイマーを形成する事が報告されているが、実態や制御の仕組みについては長らく不明であった。本研究では、2色同時蛍光1分子観察により、生理的条件下の細胞膜で、二つのGPCR、ドーパミン受容体D1RとD2Rが、寿命約30ミリ秒という極めて動的なダイマーを形成する事を初めて明らかにした。ドーパミン刺激後にも動的ダイマー形成が観察されたが、寿命は約7倍長くなった。一方、ダイマー・モノマーの平衡定数は約2.5倍増加し、動的ダイマーの数は減少した。すなわち、ヘテロダイマーのシグナル産生には、ダイマーの質的・量的な変化が重要であることが示唆された。
|