研究課題/領域番号 |
26870297
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域研究
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 東京外国語大学 (2015-2016) 総合地球環境学研究所 (2014) |
研究代表者 |
大石 高典 東京外国語大学, 現代アフリカ地域研究センター, 講師 (30528724)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 狩猟採集民と商業民の関係 / バカ・ピグミー / 狩猟採集民の起業家精神 / カメルーン / 紛争と自然保護 / 民族生態学 / 民族魚類学 / ナマズ / 対馬研究 / 小規模経済 / 民族境界 / 狩猟採集民と地球環境 / 超学際研究 / 先住民運動 / 人と動物の関係 / 養蜂 / ウェルビーイング / 土地紛争 / 遅延報酬型生計活動 / green militarism / 野生きのこ利用 / 自然保護 / ブータン |
研究成果の概要 |
カメルーン東南部の調査地では、バカ・ピグミーと商人との関係が深まっており、これが生業活動の選択に影響していることが明らかになった。バカ・ピグミーと商業民との間で行われるさまざまな財やサービスの委託関係は、バカ・ピグミー社会に新たな生計維持のための新たな方法をもたらしており、一部のバカ・ピグミーはこれを積極的に取り込んでいる。商業民との経済的な関係の深化は、民族間関係を流動的なものにしただけではなく、狩猟採集社会内部の社会関係にも影響がみられる。今後、バカ・ピグミー個人の日常的な生業活動選択に、商業民や農耕民との社会関係がどのように複合的・相互的に影響しているかを明らかにすることが必要である。
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