研究課題/領域番号 |
26870407
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疫学・予防医学
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
長谷 亮佑 山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (30711262)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 健康寿命 / 地域包括ケアシステム / 中山間地域 / 前向きコホート / コホート研究 |
研究成果の概要 |
基礎調査により、自宅での生活を継続したいかどうかには健康度や持病の有無よりも、日常生活満足度や暮らし向きといった精神的、社会的な要因が強いこと、地域での生活継続を推進するためには、個人の生活習慣改善や介護予防だけでなく、地域づくりを意識する必要があること、中山間地域の住民は野菜を自給し、自炊ができるなど生活能力が高いため、自宅生活を継続できるが、自給や自炊に関する意欲や技術がない人は地域を去る可能性があること、通院や買物のための交通手段の確保が必須であり、住民同士による車の乗り合わせやデマンドバスの利用促進といった代替手段の構築を急がなければならないことなどが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
健康寿命を伸ばすため、可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるようにするためには、生活習慣改善や介護予防だけでなく、個人の生活能力がある程度備わっていること、人とのつながりがあり互助が存在する地域であることが重要であると示唆され、通院や買物のための交通手段の確保が必須であることが示された。これらは、地域包括ケアシステムの構築を目指し、社会が取り組むべき方策を検討するに当たり、貴重な知見と考えられる。
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