研究課題
若手研究(B)
腸管の管腔は、生体にとっては外部環境であり、味覚・嗅覚と同様の分子機構によって、腸内の化学環境を感受していることが明らかとなってきた。本研究では、腸内細菌の代謝産物である短鎖脂肪酸が腸管粘膜で感受され、分泌応答を惹起する際の受容体の種類(GPR41/FFA3)を明らかとし、乳酸菌代謝産物を含有した経腸栄養剤によって、腸内細菌叢と有機酸濃度が調整され、経腸栄養時の下痢の予防に役立つ可能性が示唆された。また、ポリフェノール類の腸粘膜機能に対する機能性を明らかとし、今後の応用研究における基礎的知見を得ることができたと考えている。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (16件) (うち国際学会 3件)
Bio Clinica
巻: 32 ページ: 70-73
Physiological Reports
巻: 4 号: 9 ページ: e12790-e12790
10.14814/phy2.12790