研究課題
若手研究(B)
日常的なフルクトースの摂取がNASH発症に及ぼす影響について検討をおこなった。マウスに10%フルクトース水を最長24週間自由摂取させ、血液生化学検査および肝臓組織学的検査、遺伝子発現解析を行なった。その結果、血液生化学検査及び遺伝子発現解析では、対象群と差は認められなかった。肝臓組織学的検査では、NASHだけでなく脂肪肝の誘導も確認されなかったが炎症細胞の浸潤が確認された。今回の試験条件ではフルクトース摂取によるNASHの発症は確認されなかったが、一般的なヒトでの検査で実施されない組織の結果で変化が認められたことから、日常的なフルクトースの摂取が及ぼす影響について、今後も検討する必要がある。
すべて 2017 2015
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)
Food Science and Technology Research
巻: 23 ページ: 319-327
130005681779