研究課題/領域番号 |
26870573
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
言語学
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研究機関 | 鎌倉女子大学 |
研究代表者 |
佐治 伸郎 鎌倉女子大学, 児童学部, 准教授 (50725976)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 言語習得 / 語彙習得 / 認知科学 / 意味論 / 言語発達 / 第二言語習得 / 発達 / コミュニケーション |
研究成果の概要 |
本研究の目的は 3歳~6 歳の子どもが, 語の意味体系をどのように習得するのかを探ることである.本研究は(1)子ども語を学ぶ際, まず何を基盤にして事態を分節する基準を決め,語の習得が進むにつれその基準がどのように変化するのか, (2)その際子どもは既知の語と新奇の語の意味の関係をどのように調整するのか.一連の実験の結果,子どもはコミュニケーションにおいて他者にどのように情報を伝えるかを状況に応じて非常に敏感に調整しており,このことが意味体系の習得に影響を与えている可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
言語の意味の体系には,当該言語社会の話者がどのように世界を眺めてきたかという情報が凝縮されている.このため,子どもがどのように意味の体系を習得するのかを調査することは,子どもが言語を通じてどのように社会に適応していくのかを知るのに非常に重要なテーマである.本研究の結果は,このような意味の習得が,子どもがコミュニケーションにおいて他者に様々な手段で情報を伝えようとすることにより進むことを示唆する.このことは,幼児教育分野,言語教育分野において,子どもが多様な文脈,多様な他者との間でコミュニケーションの経験を持つことの重要性を示唆している.
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