研究課題/領域番号 |
26870622
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腫瘍生物学
消化器外科学
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研究機関 | 日本獣医生命科学大学 |
研究代表者 |
吉村 久志 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 助教 (70645241)
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研究協力者 |
石渡 俊行
松田 陽子
高橋 公正
道下 正貴
山本 昌美
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | H19 / long non-coding RNA / pancreatic cancer / 長鎖非コードRNA / 膵癌 / non-coding RNA |
研究成果の概要 |
ヒト膵癌細胞PANC-1を免疫不全マウスに移植し、形成された肺転移巣由来の細胞株に発現する遺伝子をmicroarrayで調べたところ、長鎖非コードRNA H19が親株に比べて著しく高発現していた。ヒト浸潤性膵管癌では一部の症例でH19の強い発現を認め、膵管癌の分化度が低くなるのに従いH19発現率が有意に高くなった。In vitroによる実験で、H19はPANC-1細胞の遊走能や幹細胞性に関わることが明らかになった。また免疫不全マウスにおける実験的転移モデルにおいて、H19の発現を抑制したPANC-1細胞は転移能が著しく低下することが示された。H19は膵癌の新規治療標的となる可能性がある。
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