研究課題/領域番号 |
26870640
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
スポーツ科学
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研究機関 | 芝浦工業大学 (2018) 早稲田大学 (2014-2017) |
研究代表者 |
深野 真子 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (00634362)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 距腿関節 / 距骨下関節 / キネマティクス / 性差 / 足関節捻挫 / 足関節 / 内反捻挫 / 足部 / アーチ構造 / 形態 |
研究成果の概要 |
動的な荷重状況として歩行動作を取り上げ、足関節(距腿関節および距骨下関節)の動きを詳細に明らかにした。第一に健康な若年者を対象として実験を行い、その性差を明らかにした。歩行中の距腿関節と距骨下関節の動きは男女で同様のパターンであったが、関節の変位量は男性より女性の方が大きいことが明らかとなった。第二に足関節捻挫を繰り返した足と健康な足での比較を行った。足関節捻挫を繰り返した足では踵接地から立脚期の60%にかけて距腿関節でより大きな内旋が起こることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
足部や足関節は骨の動きに対して皮膚や足底軟部組織の変形による誤差が大きいため、関節運動の詳細な計測が困難であったが、本研究において動作遂行中の距腿関節・距骨下関節のキネマティクスに関して定量的なデータが得られた点で学術的に意義がある。 関節や骨の障害は近年ロコモティブシンドロームと呼ばれ、メタボリックシンドロームや認知症と並んで「健康寿命の短縮」「ねたきりや要介護」の三大要因のひとつであり、予防が重要である。本研究で得られた知見は、足部・足関節の障害発症要因検討および予防研究への発展が見込まれ、高齢化が進む日本において社会的な意義も明らかである。
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