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「現場で活かせるまちづくりの担い手育成システム」の開発

研究課題

研究課題/領域番号 26870668
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 地理学
都市計画・建築計画
研究機関新潟工科大学

研究代表者

長 聡子  新潟工科大学, 工学部, 准教授 (70523653)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2016年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワードまちづくり / 人材育成 / 大学と地域の連携 / 大学と地域連携
研究実績の概要

本研究は、住民参加型まちづくりが全国で定着する中で、特別な専門知識や技術を備えていない住民をまちづくりの担い手へと人材育成する方法を構築し、その方法を対象都市において実証実験することで、現場で活かせるまちづくり人材育成システムを提示することを目的としている。
まず初年度は、まちづくりの担い手に必要な能力を3能力12要素として体系的に定義した。さらに既存の「まちづくり講座」受講生および講師を対象に、その要素を評価基準として講座受講による習得能力と講師の教授意図の比較分析を行い、能力定着度と教授意図の共通点・相違点を確認することができた。この比較チャートは、人材育成講座の教授-習得効果を継続的に改善するのに役立てることのできる手法である。
翌年度は、近年、全国的に展開されている、地域と大学の連携によるまちづくりの担い手育成の取り組みに焦点を当て、全国の地方大学(三大都市圏を除き、人口100万人未満の市町村に立地する大学)を対象に、その傾向を把握した。社会科学や医療・保険の学問領域での取り組みが比較的多く、正課授業よりもサークル、ゼミ活動として、学生が自主的に地域連携活動に参加する傾向があった。なお、大学が地域との連携活動を推進する目的としては、地域の要望に応え地域との関係を築くことと、課題解決型の取り組みに参加することで学生の主体性を育成することの2側面を期待して取り組まれる傾向があることが分かった。
3年目には、所属大学の学生をまちづくりの担い手へと育成する方法の実証実験を行った。具体的には、大学の立地する地域の課題である空き家問題を題材にまちづくり人材育成システムを試行することとし、学生たちは課題解決策の立案やその試行を繰り返した。その結果、地元不動産業者の協力の下、空き家を学生シェアハウスへと自主改修するに至り、まちづくりの拠点としても位置付けられつつある成果が得られた。

報告書

(3件)
  • 2016 実績報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 2014 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] まちづくり人材養成講座における講座運営のありかたに関する研究 NPO法人まちづくり学校を事例として2014

    • 著者名/発表者名
      河上雄哉・長聡子
    • 雑誌名

      日本建築学会大会梗概集

      巻: F-1 ページ: 1209-1210

    • 関連する報告書
      2014 実施状況報告書
    • 謝辞記載あり
  • [学会発表] 空き家改修におけるセルフリノベーションの実態と課題‐新潟県柏崎市の学生シェアハウスを事例に‐2016

    • 著者名/発表者名
      長 聡子
    • 学会等名
      日本建築学会北陸支部
    • 発表場所
      福井大学
    • 年月日
      2016-07-23
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

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公開日: 2014-04-04   更新日: 2018-01-16  

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