研究課題/領域番号 |
26870790
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食品科学
食生活学
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研究機関 | 福岡女子大学 (2017-2018) 九州栄養福祉大学 (2014-2016) |
研究代表者 |
南 育子 福岡女子大学, 国際文理学部, 助教 (50712816)
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研究協力者 |
等々力 節子
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 食品照射 / 脂質酸化 / 食物アレルギー / 加熱調理 / アレルゲン / 食品安全性 / GC-MS / 食品 / 脂質分解生成物 |
研究成果の概要 |
ガンマ線に対して線量率が高い電子線照射による、食品中の脂質の変質の抑制について解析し、また電子線およびガンマ線による食品タンパク質の抗原性の低化を解析することを目的とした。 油脂標品(トリオレイン)に電子線およびガンマ線を中線量及び高線量照射し、脂肪酸組成の変化をGC分析したところ、未照射では検出されなかった異性化した不飽和脂肪酸の検出量が、照射により線量依存的に増加し、大気条件下では電子線照射の方がガンマ線照射に対して生成量が低かった。 食品タンパク質の抗原性の低減化については、卵白及び牛乳の主要なアレルゲンにおいて、電子線およびガンマ線照射により抗原性の低下が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、ガンマ線照射に対して照射時間の著しく短い電子線照射では、脂質の酸化および脂肪酸の異性化が抑制されることが示された。また電子線およびガンマ線の照射により卵白および牛乳のアレルゲンの抗原性が低下することが示唆され、食品への照射技術の新たな応用の可能性が示された。
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