研究課題
若手研究(B)
O-H伸縮振動 及び N-H伸縮振動の第一倍音の振動数と吸収強度が水素結合形成や溶媒依存によってどのように変化するのかを赤外・近赤外分光法と量子化学計算法によって検討した。水素結合形成では分子振動の非調和性を増大するが第一倍音の吸収強度は減少することを水素結合形成モデルによる量子化学計算によって確かめることができた。また、溶媒依存による変化は溶媒の誘電率と相関を持つことが多いことが分かった。誘電場に伴う低波数シフトでは、第一倍音の吸収強度は増大することを、連続誘電体モデルによって解釈することができた。そして、第一倍音の吸収強度は基本音よりも分子間相互作用に対して敏感であることが分かった。
すべて 2016 2015 2014 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (11件) (うち招待講演 2件) 図書 (1件) 備考 (2件)
Physical Chemistry Chemical Physics
巻: 18 号: 7 ページ: 5580-5586
10.1039/c5cp07027a
Chemical Reviews
巻: 115 号: 18 ページ: 9707-9744
10.1021/cr500013u
http://y-page.y.kumamoto-nct.ac.jp/u/futami/index.html
http://www.kumamoto-nct.ac.jp/gyouseki/2000060.html