研究課題/領域番号 |
26870835
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地理学
環境農学(含ランドスケープ科学)
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 (2016) 国立研究開発法人 農業環境技術研究所 (2014-2015) |
研究代表者 |
徳岡 良則 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農業環境変動研究センター 生物多様性研究領域, 主任研究員 (20442725)
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研究協力者 |
早川 宗志 国立研究開発法人農業・食品産業技術総研究機構, 中央農業研究センター 生産体系研究領域, 契約研究員
木村 健一郎 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 農村開発領域, 主任研究員 (20597900)
高嶋 賢二 伊方町町見郷土館
藤田 儲三 南宇和歴史民俗文庫
橋越 清一 愛媛植物研究会
岡 三徳 東京農業大学, 総合研究所, 客員教授 (10354028)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 段畑 / 植生 / 景観 / 有用植物 / 文化伝播 / 方言 / 耕作放棄 / 植生遷移 / 農地境界 / 石垣 |
研究成果の概要 |
宇和海沿岸の植生景観の変容の解明を目的として、様々な耕地環境や周辺二次林の植生構造およびその由来に在来説と外来説のあるアオギリの生育状況と人為活動の関係を分析した。その結果、耕作放棄の後、石垣化された段畑はシダ植物の好適な生育地となること、周辺二次林の量や構造に応じて放棄段畑に加入してくる森林性植物の組成にも違いが生じることが明らかとなった。アオギリの分析からは、近世以降にアオギリの樹皮繊維利用の文化が対象地域内の特定漁村に伝播してきた可能性が示唆された。これら結果は、今日みられる植生景観は少なくとも過去数世紀の人間活動の影響を色濃く残し多様化していることを示している。
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