研究課題/領域番号 |
26870865
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語学
言語学
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研究機関 | 科学警察研究所 |
研究代表者 |
網野 加苗 科学警察研究所, 法科学第四部, 研究員 (70630698)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 聴取訓練 / 実用音声学 / 日本語 / 母語話者 / アクセント / 音感 / 音響特徴 / 聴能形成 / メタ認知 / 音響特徴量 |
研究成果の概要 |
日本語音声を専門的に扱う職業(日本語教師,言語聴覚士,音声鑑定人など)に就く日本語母語話者のためのアクセントパターンの聴取訓練において,音感訓練を導入することが有効かどうか,複数回の実験を行って検証した.結果から,アクセントの聴取成績と音感(音の高さの感覚)の良さには関係(正の相関)があること,回を重ねるごとにアクセントの聴取成績は向上すること,しかしながら音感訓練の効果は見られないことが分かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
音響特徴の聴取における音感訓練の有効性は,非母語話者を対象とした実験では確認されているが,母語話者を対象とした場合には効果が異なることが明らかになった. 日本語音声を専門的に扱う職業に就く場合,元来音の高さの感覚がいい人の方がアクセント聴取には有利ではあるが,月に一度,20分程度の聴取訓練を行うことで,聴取能力は向上し,能力の個人差が解消される可能性があることが示された.
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