研究課題/領域番号 |
26870896
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
芸術一般
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所 |
研究代表者 |
前川 佳文 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 文化遺産国際協力センター, 研究員 (80650837)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | フレスコ画法壁画 / セッコ画法壁画 / 壁画保存修復 / スタッコ法とストラッポ法 / 保存科学 / アンドレア・デル・カスターニョ / 国際情報交換 / フィレンツェ |
研究成果の概要 |
本研究では、パネル保存型壁画にみられる損傷原因を追及するとともに、適した保存修復方法の検討ならびに保存管理環境の確立を目的に研究を進めた。その結果、フレスコ画は壁から剥がされることで著しく耐久性を損ない、新支持体置き換え時に用いられる接着剤の経年劣化による弊害を受けることが明らかとなった。また、保存修復方法に関しては、クリーニング時における溶剤の効果を十分に得るためには、事前に壁画層を飽和状態にすることで溶剤の内部への浸透を防ぎ、表層面でのみ反応させることが重要であることが分かった。保存管理環境としては、耐久性の低下に配慮して、定期的なコンディションチェックが重要であることが指摘できる。
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