研究課題/領域番号 |
26884001
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
宗教学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
高橋 沙奈美 北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 助教 (50724465)
|
研究期間 (年度) |
2014-08-29 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | ロシア / ロシア正教会 / 聖人崇敬 / 宗教社会学 / ロシア正教 / 社会主義的近代化 / 列聖 / 後期社会主義時代 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、現在のロシア社会において、大きな社会的影響力をもっている聖人について、その崇敬の在り方と列聖のプロセスを明らかにすることを目指した。具体的には、ペテルブルグの聖クセーニヤとモスクワの聖マトローナ、そしてロシア帝国最後の皇帝ニコライ二世一家について調査を行った。 聖人崇敬という宗教実践は、キリスト教の教義や教会慣例についての理解をほとんど必要とせず、かつ日常的問題の解決に有効であると信じられており、これらの聖人が慈愛に満ちた賢い老女、信仰と愛にあふれた家族として現代の人々の共感を集めると同時に、古いロシア社会への懐古主義的イメージと結びついていることを明らかにした。
|