研究課題/領域番号 |
26884010
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 日本大学 (2015) 東京大学 (2014) |
研究代表者 |
志々見 剛 日本大学, 法学部, 助教 (40738069)
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研究期間 (年度) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ルネサンス / 歴史記述論 / 古典の受容 / 16世紀 / フランス / キュロスの教育 |
研究成果の概要 |
16世紀フランスにおける歴史と虚構の境界をめぐる議論の展開を明らかにするため、クセノフォンの『キュロスの教育』と擬フリギアのダレスの『トロイ滅亡史』の受容について分析した。これらは、真正な歴史書と言いうるのかに疑義を挟まれていた著作だからである。本研究は、これらのテクストの受容が、単に歴史記述論に関する理論的な議論の発展に裨益したにとどまらず、歴史と対照することによって詩や虚構を擁護する立場を生み出すことにも繋がったことを明らかにした。
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