研究課題/領域番号 |
26884016
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大塚 修 東京大学, 人文社会系研究科, 助教 (00733007)
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研究期間 (年度) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | イラン / イルハーン朝 / ハザーラスプ朝 / ハムド・アッラー・ムスタウフィー / ペルシア語文化圏 / 写本研究 / 歴史叙述研究 / ハムド・アッラー・ムスタウフィー |
研究成果の概要 |
本研究課題では、イルハーン朝時代(1256-1357)に繁栄したイラン系の地方政権におけるペルシア語文芸活動の庇護・奨励の実態を分析し、その政策がイラン概念の政治的復活に与えた影響について考察した。その結果、トルコ・モンゴル系の王朝に恭順したイラン系の地方政権が、自らの支配の正当性の拠り所として古代ペルシア諸王との紐帯をより強く意識し、積極的にペルシア語文芸活動を庇護・奨励した時代であることが明らかとなった。イラン概念の政治的復活という問題を論じる際に、これまで強調されてきたのはイルハーン朝が果たした役割であったが、イラン系の地方政権の果たした役割も含めて考察する必要がある点を指摘した。
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