研究課題/領域番号 |
26885012
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
鶴見 太郎 埼玉大学, 研究企画推進室, 准教授 (00735623)
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研究期間 (年度) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ユダヤ人 / ロシア / シオニズム / 自由主義 / 帝国 / アイデンティティ / ポグロム / 暴力の経験 / ロシア・ユダヤ史 / 相互依存 |
研究成果の概要 |
ロシア帝国の崩壊がロシア・ユダヤ人に与えた影響のなかで、本研究は、彼らのユダヤ人としてのあり方への影響を探った。特に、自由主義系のユダヤ人に着目し、シオニストと自由主義者の議論を読み解いた。帝国崩壊は、彼らのユダヤ人としてのあり方にロシアという場が重要であったことを浮き彫りにした。すなわち、西欧化の推進者としての役割や、経済的機能などの点で、「後進的」ロシアだからこそユダヤ人が活躍する余地があると考え、それゆえに彼らはロシアという場を重視していたのである。自由主義者はあくまでもロシアの再考を追求したが、シオニストの多くは、ロシアを失ったことで孤立化の道を歩んでいくことになった。
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