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グローバル金融市場における証券担保金融の効率性

研究課題

研究課題/領域番号 26885083
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 金融・ファイナンス
研究機関中央大学

研究代表者

藤木 裕  中央大学, 商学部, 教授 (90293969)

研究期間 (年度) 2014-08-29 – 2015-03-31
研究課題ステータス 完了 (2014年度)
配分額 *注記
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード証券担保金融
研究実績の概要

本研究は、「グローバル金融市場における証券担保金融の効率性」と題し、これまで代表者が行ってきた国際金融市場の効率性を高める制度設計に関する研究を発展させ、海外金融市場で生じたショックが国内証券担保金融市場に波及する場合、市場取引の効率性がどの程度低下するのか、効率性を回復するための政策対応の余地はあるのか、といった点について、ミクロ経済学の保険契約理論を用いて分析する予定であった。
本研究は、当該分野の海外有識者3名との面談と、国内3大学でのセミナーの討論を踏まえ、以下2つの研究論文として結実しつつある。
第一に、証券担保金融による貸出を貸手が現金で回収できたとしても、外国為替市場における取引の流動性が十分ではない場合は、貸手は外国財の購入に当たり、手持ち現金の外貨換算額が変動するかもしれない。その場合は、外国財の消費量が変動する、という不利益を貸手は被る。この不利益は、中央銀行が不足する外貨を供給する、という伝統的な外国為替介入政策により解消することができる。
第二に、証券担保金融による貸出を貸手が現金で回収できたとしても、貸手が国内財の消費のタイミングを早める場合は、貸手は国内財の購入に当たり、手持ち現金の購買力が変動するかもしれない。その場合は、国内財の消費量が変動する、という不利益を貸手は被る。この不利益は、中央銀行が不足する国内材を供給する、という非伝統的な政策により解消することができる。この政策は、グローバル金融危機後に米国で採用された担保資産貸出オペレーション(中央銀行が貨幣を供給するのではなく、担保資産を供給する)の理論的根拠を提供するものである。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2014 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] "Non-traditional Monetary Policy in a Model of Default Risks and Collateral in the Absence of Commitment "2015

    • 著者名/発表者名
      藤木裕
    • 学会等名
      Singapore Economic Review Conference (SERC) 2015
    • 発表場所
      シンガポール
    • 年月日
      2015-08-05 – 2015-08-07
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書

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公開日: 2014-09-09   更新日: 2016-06-01  

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