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離散的対象の上の効率的なアルゴリズム設計の統一的理論構築

研究課題

研究課題/領域番号 26887011
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 数学基礎・応用数学
研究機関東京大学

研究代表者

喜多 奈々緒  東京大学, 新領域創成科学研究科, 研究員 (10738082)

研究期間 (年度) 2014-08-29 – 2016-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2015年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードグラフ / アルゴリズム
研究実績の概要

本年度は研究計画のうち基礎となる部分に取り組んだ.
まず,既知の結果である「完全マッチングをもつ一般のグラフの標準分解」についてこれを与える既存の証明を見直し整理・簡略化を行った.また,完全マッチングを持つとは限らない場合も含めた一般のグラフに対する標準分解へと拡張し,これらを論文にまとめた.
次に,マッチングの一般化の一種として知られている奇ジョインと呼ばれる概念について研究を進めた.より具体的にはKotzig-Lovasz 分解とよばれるマッチング理論の分解型構造定理を一般化し,奇ジョイン版Kotzig-Lovasz 分解を与えることに成功した.奇ジョインはマッチング理論のみならず,最短路問題や多品種流問題など多くの代表的な問題との関連が深いため,この結果自体が今後多くの応用を生み出すことが期待できる.
また一方で,一つ目の成果をさらに掘り下げ,マッチング理論と離散最適化分野で重要な概念である劣モジュラ関数との関係を探ることにも取り組んだ.最大マッチング問題の双対問題の最適解は与えられたグラフ上に定義される劣モジュラ関数や,あるいはその一般化の最小化問題の解集合として把握できることが知られている.しかし,これには実質的な対象となるグラフクラスがごく一部に限られているなどの問題がある.これに対し本研究では,この既存の結果における欠点を克服した結果を得るべく,マッチングのグラフ理論的構造を精査することで新たな束論的性質を明らかにした.これによりマッチング理論と劣モジュラ関数の関係を基にした離散最適化の理論展開に新たな発展が期待できる.

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2014 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 劣モジュラ性・束代数・半順序集合について2014

    • 著者名/発表者名
      喜多 奈々緒
    • 学会等名
      ゲノムプライバシCREST秋のワークショップ
    • 発表場所
      名古屋工業大学
    • 年月日
      2014-09-11 – 2014-09-12
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書

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公開日: 2014-09-09   更新日: 2019-07-29  

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