研究課題
研究活動スタート支援
本研究では,地震荷重を受けた材料の疲労損傷量を,繰返し塑性変形によって変化する材料の表面粗さに基づいて評価する手法を提案するため,地震波に含まれるひずみ速度が疲労寿命や表面粗さの変化に及ぼす影響を調査した.ひずみ速度4%/secと0.4%/secで得たオーステナイト系ステンレス鋼の疲労寿命を比較した結果,2種類のひずみ速度での疲労寿命はよく一致した.このことから,10倍程度のひずみ速度の違いは疲労寿命に影響しないことが明らかになった.また,繰返しに伴う表面粗さの変化においてもひずみ速度の違いによる顕著な差異は確認されなかった.この結果を踏まえ,表面粗さ測定に基づく疲労損傷評価手法を検討した.
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