研究課題/領域番号 |
26889013
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
制御・システム工学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
黒川 和博 筑波大学, 医学医療系, 助教 (50738440)
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研究期間 (年度) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 光干渉断層計 / 網膜光凝固術 / OCT / 変位計測 / 網膜 |
研究実績の概要 |
糖尿病網膜症や網膜剥離等に対し有効的な治療法の一つである網膜光凝固術は、時に過度な網膜損傷を与えてしまう恐れがある。これはレーザー照射に伴うを損傷を客観的に評価する事が難しいためである。そこで今回、定量的にかつ客観的に評価する手段として、網膜光凝固術に伴う微小変位を計測する手法を考案・提案した。本手法では、まず、光干渉断層計を用いて複数の断層画像を同位置で連続的に取得し、レーザー照射を同時に行う。次に、複数の断層画像から照射前の参照画像と照射後の標的画像を選択し、その画像間における局所変位を求める。局所変位、ここでは、二次元断層平面内の横方向ならびに縦方向変位、また、平面外方向の変位の絶対値、は新たに提案した変位計測法に基づき高速に計測される。このため、得られた複数の断層画像間から、レーザー照射に伴う変化を客観的に捉える事ができると考えられる。実際、本手法の実行可能性を確かめるため、エキソビボの豚眼を用いて検証実験を行った。結果、本手法を用いることで、通常の光干渉断層計で捉える事の難しかった組織の動きおよび微小変化を可視化する事に成功した。加えて、レーザー照射中・直後における組織の動的変化を定量的に解析する事を可能にした。これらは、レーザー照射中の組織の変化のさらなる理解を深めると同時に、その客観的評価による新しい指標を網膜光凝固術に与える可能性を示した。本研究内容は論文として出版され、また国際学会においても公表されている。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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