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高次視覚野受容野形成における視床核の役割

研究課題

研究課題/領域番号 26890013
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 神経生理学・神経科学一般
研究機関名古屋大学

研究代表者

小坂田 文隆  名古屋大学, 創薬科学研究科, 講師 (60455334)

研究期間 (年度) 2014-08-29 – 2015-03-31
研究課題ステータス 完了 (2014年度)
配分額 *注記
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード2光子顕微鏡 / カルシウムイメージング / 方位選択性 / 視床核 / アデノ随伴ウイルス / 神経回路 / 生理学 / 視覚情報処理
研究実績の概要

V1, AL, PM, RL, LMなどの7つの視覚野に入力する神経細胞を同定する目的で、軸索終末から逆行性に感染するウイルスをマウスの各視覚野に微量注入した。大脳皮質の多数の領野およびLGN(Lateral Geniculate Nucleus)などの視床核にウイルス感染細胞が観察された。次いで、LGNの中心部からはV1の第4層へ入力し、LGNの表層からはV1の第1層へ入力することを見出した。Ca指示薬であるOregon Green BAPTAは細胞体に留まり、軸索終末でのCa濃度変化をとらえることはできないが、カルシウム応答性タンパク質GCaMP6sは軸索終末にも分布することから、軸索終末におけるCa変化を記録できる。そこでAAV-GCaMP6sをLGNに微量注入し、LGNの投射先の視覚野においてGCaMP6を発現する軸索終末から視覚応答をin vivo 2光子顕微鏡イメージングにて解析した。まずLGNの中心部からV1の第4層に入力する軸索終末の視覚応答を検討した所、方位選択性は示さなかった。一方、LGNの表層からV1の第1層に入力する軸索終末の視覚応答を検討した所、方位選択性を示した。次にLP(Lateral Posterior Nucleus)に着目し、AAV-GCaMP6sをLPに微量投与し、LPからV1に入力する軸索終末の視覚応答をCaイメージングにより検討した。LPからもV1の第1層に入力する軸索終末が認められ、方位選択性応答を示した。しかし、これらイメージングを行ったマウス脳の組織学的解析により、ウイルス感染細胞がLGNとLPの両神経核に分布しているものがあった。そこで、特定の視床核にのみ特異的に遺伝子導入するために、LGNやLPなどの視床核に特異的に発現するマーカーを探索した。その結果、各々の視床核に特異的に発現する遺伝子の同定に成功した。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2014 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Challenges in Retinal Circuit Regeneration2015

    • 著者名/発表者名
      Fumitaka Osakada
    • 雑誌名

      Biological & Pharmaceutical Bulletin

      巻: 38 号: 3 ページ: 341-357

    • DOI

      10.1248/bpb.b14-00771

    • NAID

      130004872275

    • ISSN
      0918-6158, 1347-5215
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 多電極アレーを用いたラットおよびサル網膜神経節細胞の受容野解析2015

    • 著者名/発表者名
      小坂田文隆
    • 学会等名
      日本薬学会第135年会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2015-03-28
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
  • [学会発表] 狂犬病ウイルスを用いた新規神経回路解析法2015

    • 著者名/発表者名
      小坂田文隆
    • 学会等名
      第88回日本薬理学会年会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2015-03-20
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] サル網膜におけるchemogeneticsの導入の試み2014

    • 著者名/発表者名
      小坂田文隆
    • 学会等名
      第34回日本眼薬理学会
    • 発表場所
      岐阜
    • 年月日
      2014-09-14
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書

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公開日: 2014-09-09   更新日: 2016-06-01  

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