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外来化学療法を受ける大腸がん患者の味覚認知に対する客観的評価を用いた介入

研究課題

研究課題/領域番号 26893148
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関大阪大学

研究代表者

小池 万里子  大阪大学, 医学系研究科, 招へい研究員 (40737516)

研究期間 (年度) 2014-08-29 – 2017-03-31
研究課題ステータス 交付 (2016年度)
配分額 *注記
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード味覚障害 / 化学療法 / Taste strips / 大腸がん
研究実績の概要

本研究は、3か月以上外来化学療法を受けている大腸がん患者の味覚認知への介入に客観的評価を導入し、食事摂取に関係するセルフケア行動と摂取量がどのように変化するかを明らかにすることを目的としている。
平成27年度は、本研究の味覚検査で使用するろ紙(Taste strips)の作成及び作成したTaste stripsの再現性を検証した。
Taste stripsの作成は先行研究をもとに計画し、大阪大学大学院医学系研究科ロボティクス&デザイン看工融合共同研究講座の教授による指導を受けて実施した。さらに、大阪大学工学部の研究室の使用許可を得るなどの作成環境を整備した。
また、Taste stripsは一度に作成できる数が限られるため、調査のたびに作成する必要があり、作成したTaste stripsの再現性を検証する必要があった。そこで、電子顕微鏡を用いたTaste strips作成の再現性検証をロボティックス&デザイン看工融合共同研究講座に依頼した。しかし、電子顕微鏡での観察時にろ紙が焦げてしまい検証ができなかった。客観的な検証ができなかったため、客観的な検証方法は現在検討中である。
また、人によるTaste strips法の再現性を検証するため、大学院生を対象とした調査を計画し、大阪大学医学部附属病院倫理審査委員会での承認を得た。研究者が産前産後休暇および育児休暇を取得していたため、平成28年3月から調査を開始し、現在3名の対象者に調査を実施した。平成28年度に研究の延長申請を行い、大学院生を対象とした調査を継続する予定である。また、Taste stripsの再現性検証結果を用いて、本研究に使用する味覚検査を検討し、本調査を計画・実施する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究室でろ紙(Taste strips)の作成を行い、その再現性を検証するため、電子顕微鏡を用いた検証を行うことを検討し、該当施設へろ紙を送付した。しかし、依頼が込み合っており、検証を1月に実施したが、施行時にろ紙が焦げるなどの障害があり、検証ができなかった。電子顕微鏡での検証後に大学院生を対象とした調査を実施する予定であったため、調査開始時期が遅くなった。また、研究者が産前産後休暇、及び育児休暇を取得したため、5か月間研究が中断した。以上のことにより、研究の進行が遅れた。

今後の研究の推進方策

平成28年度の延長申請を行い、調査を継続する予定である。現在、大学院生を対象としたろ紙の再現性の調査を行った結果を用いて、Taste strips法を用いた調査方法を検証し、3か月以上化学療法を受けている大腸がん患者を対象とした味覚の調査を実施する予定である。

報告書

(2件)
  • 2015 実績報告書
  • 2014 実績報告書

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公開日: 2014-09-09   更新日: 2017-01-06  

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