研究課題
研究活動スタート支援
本研究の目的は、脊椎椎間板の変性過程におけるオートファジーの役割を明らかにし、その制御が椎間板変性の有効な治療法になりうるか検証することであった。まず、薬剤を用いたオートファジーの誘導が椎間板細胞保護作用を有することを確認した。さらに、保護作用を来すのに最も有用なオートファジー関連シグナル経路への干渉高位を特定した。動物を用いた検討でもオートファジー誘導剤の経口投与が椎間板組織の細胞外基質分解を抑制することを確認した。本研究結果から、オートファジーならびに関連するシグナル経路の制御が椎間板変性の新たな治療・予防法となる可能性が示唆された。得られた知見を基にさらに研究を進める所存である。
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すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (15件) (うち国際学会 7件、 招待講演 1件)