ステロイド性大腿骨頭壊死症手術患者の大腿骨頭を標本とし、miRNA, mRNAの網羅的発現解析を行い、発現プロファイルを解析した。得られたmiRNAの候補を用いてin vitro実験系において、骨形成促進、血管新生能を評価し、これら骨・血管新生に有用であると思われる4つのmiRNAの候補の選別を行った。間葉系幹細胞(MSC)へリポフェクション法により過剰導入した合成miRNAのエクソソームを、培養筋芽細胞等の他の培養細胞に添加することでmiRNAを細胞内へ導入させ、また濃度依存的に増加させることができることを確認した。
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