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iPS細胞を用いた腱・靭帯細胞への分化誘導系の確立

研究課題

研究課題/領域番号 26893164
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関広島大学

研究代表者

吉本 由紀  広島大学, 医歯薬保健学研究院(歯), 特任助教 (40735304)

研究期間 (年度) 2014-08-29 – 2015-03-31
研究課題ステータス 完了 (2014年度)
配分額 *注記
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードScleraxis / iPS細胞 / 腱 / 靭帯 / Tnmd
研究実績の概要

初期化遺伝子を体細胞に発現させるためにウイルスベクターを導入すると、作成したiPS細胞のゲノムに変異が生じることが問題になっている。そこで、初期化遺伝子を発現させるベクターとして、導入細胞のゲノムに挿入されないエピソーマルベクターを選択した。エピソーマルベクターによるマウスiPS細胞株の樹立はこれまでに報告がないため、効率良く樹立するための条件検討を行った。異なった発生段階にあるマウス胎仔 (胎生12日~14日齢)から細胞分離を行って比較検討し、胎生14.5日胚から生存率が高く増殖性を維持したMEFを分離する最適条件を確定した。次に、ScxGFPマウスの由来のMEFにOCT3/4, SOX2, KLF-4, c-MYC, LIN28, NANOG, EBNA1の遺伝子とp53に対するshRNAが挿入された4種類のエピソーマルベクターをエレクトロポレーションにより導入した。継代を行わず、15%の血清添加ES細胞用培地中で4週間培養を行った結果、iPS細胞様の形態を示すコロニーが複数得られた。また、TnmdCreノックインマウスとレポーターマウスを用いたレポーター発現解析の結果、Tnmdの発現領域でTomatoを検出するには、ゲノムに挿入されるトランスジーンが1コピーでは不十分であることが判明した。従って、TnmdTomatoマウスの作成には、Bacterial artificial chromosome (BAC)でなくTnmdの発現制御領域を含むトランスジーンを構築する必要がある。現在、Tnmdの遺伝子発現パターンを反映するTnmdゲノム領域の範囲の検討を行っている。2015年度の4月より、若手研究(B)に本研究の内容を含む課題、「ゲノム編集技術を用いた歯根及び頭蓋の疾患モデルの作成と解析」が採択され、引き続き研究を継続している。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2014 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Scleraxis and osterix antagonistically regulate tensile force-responsive remodeling of the periodontal ligament and alveolar bone.2015

    • 著者名/発表者名
      Takimoto A., Kawatsu M., Yoshimoto Y., Kawamoto T., Seiryu M., Takano-Yamamoto T., Hiraki Y., Shukunami C.
    • 雑誌名

      Development.

      巻: 142(4) 号: 4 ページ: 787-796

    • DOI

      10.1242/dev.116228

    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Sox9- and Scleraxis-Cre Lingeage Fate Mapping in Aortic and Mitral Valve Structures.2014

    • 著者名/発表者名
      Austin B, Yoshimoto Y, Shukunami C, Lincoln J.
    • 雑誌名

      J. Cardiovasc. Dev. Dis.

      巻: 1 号: 2 ページ: 163-176

    • DOI

      10.3390/jcdd1020163

    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 軟骨と腱/靭帯の連結部の構築におけるScx+/Sox9+前駆細胞の役割2014

    • 著者名/発表者名
      吉本由紀
    • 学会等名
      第17回骨代謝研究会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2014-11-29
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 歯周靭帯形成を解析するためのin vivoモデルの構築2014

    • 著者名/発表者名
      吉本由紀、宿南知佐
    • 学会等名
      第56回歯科基礎医学会学術大会・総会
    • 発表場所
      福岡
    • 年月日
      2014-09-26
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書

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公開日: 2014-09-09   更新日: 2016-06-01  

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