研究課題/領域番号 |
26893230
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
山岸 哲哉 京都府立医科大学, 医学部附属病院, 専攻医 (40733572)
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研究期間 (年度) |
2014-08-29 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 加齢黄斑変性 / 予防医学 / 前駆病変 / 非侵襲的検査 |
研究実績の概要 |
疾患眼を中心に網羅的にNIR-FAF画像を撮影した。従来型の眼底自発蛍光と比較して撮影時間を要するため固視微動の影響を受けやすい点に関しては、撮影機器(共焦点走査型レーザー検眼鏡)の眼球運動追尾機能を用いて対応が可能であった。取得したNIR-FAF画像に関しては定性的評価(低蛍光・過蛍光)、定量的評価(各病変部の輝度比較)を行った。 50歳以上の高齢者の視力障害の主原因のひとつとして加齢黄斑変性が挙げられる。加齢黄斑変性の治療中もしくは経過観察の重篤かつ不可避とされる合併症に網膜色素上皮裂孔が挙げられる。これまで、網膜色素上皮裂孔発症後の修復過程をNIR-FAF画像で観察したものはなかった。網膜色素上皮裂孔発症前、発症直後、変性治癒後にNIR-FAF画像を撮影した。その変性治癒の過程を定性的・定量的に観察した。その結果、その修復過程には2種類パターンがあることが明らかとなり、我々はこれを学会で報告した。 また、片眼性加齢黄斑変性症例の未発症僚眼に着目しNIR-FAF画像を撮影した。従来、加齢黄斑変性のハイリスク所見として前駆病変の検眼鏡的所見や従来型眼底自発蛍光での発見が有用とされている。我々は従来型眼底自発蛍光に比べ本件のNIR-FAF画像が加齢黄斑変性前駆病変のより早期変化を検出出来る旨を発見、学会で報告した。NIR-FAF画像は従来型の眼底自発蛍光と比較しても撮影時の羞明感がない点でより非侵襲的であり、加齢黄斑変性前駆病変の超早期検出法として有用な眼底観察法であることを明らかにした。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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