研究課題
研究活動スタート支援
全トランスレチノイン酸(ATRA)は、急性前骨髄球性白血病(APL)細胞を分化誘導するが、その詳細な分子基盤はいまだ明らかではない。ヒストンアセチル基転移酵素PCAFの過剰発現が、APL細胞株NB4細胞において好中球分化マーカーの発現を誘導したことから、PCAFがAPL細胞の分化誘導に必須であることが明らかとなった。またATRAは、白血病細胞を分化誘導する際にPCAF基質蛋白質をアセチル化し、さらにPCAFはATRA標的遺伝子の発現を制御した。以上の結果はATRAが、PCAFを介した基質蛋白質のアセチル化と下流遺伝子の発現制御によりAPL細胞を分化誘導していることを示唆している。
すべて 2016 2015 2014
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 4件) 図書 (1件)
Blood
巻: 127 号: 10 ページ: 1307-16
10.1182/blood-2015-09-671172
PLoS One
巻: 10 号: 3 ページ: e0122003-e0122003
10.1371/journal.pone.0122003
Int J Hematol
巻: 101 号: 2 ページ: 148-53
10.1007/s12185-014-1721-9
Haematologica
巻: 100 号: 2 ページ: e46-e48
10.3324/haematol.2014.115113
PLoS ONE
巻: 9 号: 8 ページ: e104958-e104958
10.1371/journal.pone.0104958
巻: 100 号: 4 ページ: 370-8
10.1007/s12185-014-1646-3
巻: 99(5) 号: 5 ページ: 625-634
10.1007/s12185-014-1567-1