研究課題
研究活動スタート支援
外来化学療法を受ける再発乳がん患者の多重症状の主観的体験や対処の実態、QOLへの影響を明らかにするため、20名の対象者に個別面接および質問紙調査を実施した。結果、対象者の日常および社会生活に影響を与える多重症状の特徴が明らかとなった(p<0.05)。また、対象者は、既に出現している症状が悪化しないよう、生活動作の工夫など積極的に対処する実態が明らかになった一方、今後起こり得る症状への予防に向けた対処は困難な実態も推察された。今後は、生活に影響を与える多重症状に焦点を当てた患者のセルフケア指導に加え、患者自身が、多重症状の変化を捉え、自ら適切に対処、予防することを支援する看護介入が必要と考えた。
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