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福島県内における東日本大震災の影響による志願動向の研究

研究課題

研究課題/領域番号 26907033
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教育学・教育社会学
研究機関いわき明星大学

研究代表者

関根 邦充  いわき明星大学, 学長室, 担当課長/事務職員

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 完了 (2014年度)
配分額 *注記
100千円 (直接経費: 100千円)
2014年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
キーワード東日本大震災 / 平成25年度卒業生 / 進路
研究実績の概要

○研究の目的
平成25年度高校卒業者のうち、震災の影響を明確な理由として当初の進路希望を変更し決定せざるを得なかった生徒の員数、及び環境放射線量が進路選択に与えた影響を調査し、平成23年度の数値と比較して当該生徒数が減少したかどうかを明らかにする。
○研究方法
福島県内の高等学校106校ヘアンケート調査を依頼した。協力を得られた59校(卒業対象者数9, 363名)のデータから分析・検証した。
○研究成果
調査の結果、震災を明確な理由として当初の進路希望を変更した生徒数は0名であった。平成23年度【21名(全体の0.26%)】に比べ、当該生徒が皆無になったことにより震災前の状況に戻っていると言える結果であった。
また、環境放射線量の影響が進路選択に与えた影響については、高校教員が生徒の進路指導を行うに当たり感じた印象を調査した。調査結果は、「強く感じた」、「まあまあ感じた」等、影響があったと回答した高校は全体の3%(2/59校)、「あまり感じなかった」、「ほとんど感じなかった」等、影響がなかったと回答した高校は83%(49/59校)であり、環境放射線量が進路選択の際に影響を与えていないと感じる高校が大勢を占めた状況となった。一方、少数ではあるが、環境放射線量が影響を与えていると感じる高校、どちらともいえないと回答する高校も存在しており、まるで影響がないと言い切れる結果にはならなかった。
また、進学先として選択した学校種別及び地域を調査し平成23年度と平成25年度を比較した結果、以下のことが分かった。
・進学先として選択する学校種別は、ほぼ変わっていない。
・進学先として選択する地域は、大学、専門学校に進学した生徒についてはほぼ変わらない。短期大学に進学した生徒は、東京都を選択する割合が増加している。
・福島県内に残留する割合は、平成23年度に比べて大きく変わらない。

報告書

(1件)
  • 2014 実績報告書

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公開日: 2014-04-04   更新日: 2020-03-05  

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