研究課題
基盤研究(B)
本研究は、縄文時代の遺跡から出土した糞石(人や動物の化石化した排泄物)を手がかりに、当時の人々が何を食べ、どのような健康状態にあったのかを明らかにすることを目的とする。従来の考古学では食の復元は間接的であったが、本研究ではX線CTや古代DNA分析、顕微鏡観察などの先端科学を組み合わせ、糞石に残された食物の痕跡を直接解析する。これにより、縄文人の具体的な食生活と栄養状態、さらには病気の有無までを復元し、「食と健康」の関係を解明する新たな研究手法の確立を目指す。