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リンパ球分化過程における抗体遺伝子の再構成と情報発現調節機構

研究課題

研究課題/領域番号 57065003
研究種目

特別推進研究

配分区分補助金
研究機関京都大学 (1985)
大阪大学 (1982-1984)

研究代表者

本庶 佑  京都大学, 医, 教授 (80090504)

研究期間 (年度) 1982 – 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
293,360千円 (直接経費: 293,360千円)
1985年度: 48,000千円 (直接経費: 48,000千円)
1984年度: 64,500千円 (直接経費: 64,500千円)
1983年度: 114,860千円 (直接経費: 114,860千円)
1982年度: 66,000千円 (直接経費: 66,000千円)
キーワードヒト【V_H】遺伝子 / endonulease-J / T細胞受容体遺伝子 / IL-2受容体遺伝子 / B細胞増殖因子(IL-4)遺伝子
研究概要

リンパ球分化過程において、抗原認識物質である抗体とT細胞抗原受容体(TCR)とは遺伝子の再構成によって著しく多様性を増巾する。我々は、抗体遺伝子の多様性発現機構を解析するために、【◯!1】マウスおよびヒトの抗体遺伝子のコスミッドクローンを単離し、その解析を行なった。この結果、マウス、ヒトおよび類人猿の【C_H】遺伝子群のほぼ全貌を明らかにした。さらに、ヒト【C_H】遺伝子の主要なものを単離し、その一部については全構造を明らかにした。次に【◯!2】抗体遺伝子の再構成にかかわる酵素系の解析を行ない、マウスおよびニワトリ組織よりJ領域を特異的に切断するendonuclease-Jを単離し、その性質を調べた。【◯!3】クラススイッチ組換えに関して、遺伝子の欠失を伴なう前の中間段階として、多数の【C_H】遺伝子を含んだ長い転写産物のできるモデルを提唱し、これを支持する結果を多数のヒト白血病細胞のDNA解析から得た、【◯!4】TCR遺伝子の再構成に関して、抗体遺伝子と基本的に同じでありながら、体細胞突然変異が非常にまれであるという興味ある知見を得た。また、ヒトTCRのJ遺伝子が逆位による再構成を行なうことを見出した。TおよびB細胞間の情報伝達に関与する免疫系制御物質として、リンフォカインとその受容体が重要な役割をする。【◯!5】我々は、T細胞増殖因子受容体(IL-2)のcDNAとその遺伝子の構造を明らかにした。IL-2RcDNAは、Tリンパ球に導入した場合にのみ活性ある受容体を発現した。このことから、T細胞にはIL-2Rの機能に不可欠な別の因子(corverterと命名)が存在することを推測した。【◯!6】さらに初めて、B細胞増殖因子(IL-4)のcDNAの単離とその構造決定を行なった。IL-4はT細胞や肥満細胞にも増殖因子活性を持つことが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1985 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Proceedings National Academic Science,USA. 80. 2995-2999 (1983)

    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Nature. 311. 631-635 (1984)

    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Cold Spring Harbor Symposea on Quantitative Biology. 49. 661-668 (1985)

    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Proceedings National Academic Science,USA. 82. 7701-7705 (1985)

    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Nature. 319. 640-646

    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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