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微小半導体電極による脳内局所クーリング・ウォーミング制御システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 58810001
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関北海道大学

研究代表者

須藤 昇 (1985)  北海道大学, 文, 助手 (40154611)

岩本 隆茂  北海道大学, 文学部, 助教授

研究期間 (年度) 1983 – 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1985年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1984年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1983年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
キーワード電極刺激法 / 電気損傷法 / 吸引法 / クーリング / ウォーミング / 可逆的脳機能停止
研究概要

脳内電気刺激法、電気損傷法や吸引法などによる行動の生理心理学的機構の解明は、その方法論の比躍的革新のせいもあって近年長足の進歩を示し、生得性行動や学習性の行動の発現とその維持に関する脳の機能がしだいに明瞭となりつつある。しかし、現在の時点における最善の技法とみなされている脳内刺入微小電極法は、そのモニタ変法においては測定したニューロンの同定の困難性が、またその損傷変法においては再現性の欠除、個体差による損傷部位の変動性が大などのきわめておおきな欠点を本質的に持っており、これらはともに容易には解決できない根本的な欠陥をかかえているといえる。
これと対照的な薬物の脳内微量注入の技術は、最近の技術的進歩により、ようやく身近かのものとなってきつつあるが、液体の注入という本質的な制約により、極微な世界での効果を検出しようとする今日の生理心理学的領域の要請には根本的には対応し得ないことがあきらかとなってきた。
本研究においては、ネズミなどの小型哺乳動物の脳内に半導体微小電極を刺入し、電子流の操作によってその尖端部を熱したり冷却することによって脳内細胞の活動を一過的にあるいは非可逆的に制御し得る装置の開発とその制御システムの開発とを、その目的としている。
本年度の主たる知見は以下の通りである。
(1) 微小電極先端部を直径0.17mmまで細くすることができ、これによって刺入部位の限定化が前年度よりも進歩した。
(2) また上記条件では、前年度においては不可逆的な温度である45°以上にすることができなかったが、本年度においてはこれが可能となった。
(3) しかしクーリングの場合では、この電極を用いると脳内の温度は充分には低下せず、前年度の太い電極が必要であった。

報告書

(1件)
  • 1985 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (10件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (10件)

  • [文献書誌] 動物生理. 2-1. (1985)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 心理学評論. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 人文科学論集. 23-1. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Behavioral and Neural Biology. 43-4. (1985)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] "オペラント行動の基礎と臨床" (1985)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Doubutsu-Seiri. 2-1. (1985)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Jap. J. of Psychological Research. 29-1. (1985)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Behavioral & Neural Biology. 43-4. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Reports on Cultural Science. 23-1. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] The bases of operant behavior and its application. (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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