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木造住宅の床衝撃音改良に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 58860029
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 林産学
研究機関島根大学

研究代表者

高橋 徹  島根大学, 農, 教授 (80032548)

研究期間 (年度) 1983 – 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1985年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1984年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1983年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード木造住宅 / 床衝撃音 / タッピングマシン / タイヤ / 素足歩行 / 根太床 / ストレスト・スキン・パネル床 / 遮音 / 放射係数
研究概要

木造住宅の質の向上という社会の要請を踏まえて、在来工法における床衝撃音を改良するため、床や天井の構成と材料、遮音板の設置など、床-天井系の防音システムに関し実験的に検討した。
音源として、タッピングマシン(軽量床衝撃音源)、タイヤ落下(重量床衝撃音源)、素足歩行音源およびハイヒール履き歩行音源の4種類であるが、タッピングマシンおよびタイヤ落下はJISに従った。
木造床組は根太床およびストレスト・スキン・パネル床の2種類とし、床仕上げ材料には合板、パーティクルボード等の木質材料、たたみ、ニードルパンチカーペット、塩化ビニルシートを用いた。浮床緩衝材料にはゴム、グラスウール、ロックウール、T級インショレーションボードなどであり、遮音層には硬質木片セメント板を主として用いた。天井材料には合板、木粉+塩化ビニルの整形板、石こうボード、石こうボード+ロックウール板の2重貼りであり、床-天井系の材料と工法を組合せて約330条件について、防音床工法の最適条件を追究した。その結果、1)床衝撃音レベルのオーバーオール値のLA(A特性)とLc(C特性)の関係はタッピングマシンおよび素足歩行音源については正の1次の回帰式が成立する。2)床衝撃音レベルの改善量は床下の面密度に比例する。3)タッピングマシンの場合、天井取付けで周波数によって5〜25dBも床衝撃音を低減させ、浮床または遮音層の取付けで10〜35dBを、さらに浮床+遮音層+防音天井にすることによって床衝撃音レベルを12〜40dBも低減させることが出来た。4)タイヤおよび素足歩行の音源については床衝撃音レベルが2〜16dB(タイヤ),5〜25dB(素足歩行)となり、床衝撃音の改善が出来た。5)音と振動の関係から音の放射係数を決定した。大約ベラネックの式に従い、床衝撃音レベルの予測手法について検討した。

報告書

(1件)
  • 1985 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 島根大学農学部研究報告. No.17. (1983)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 島根大学農学部研究報告. No.18. (1984)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 日本音響学会建築音響研究会資料. AA84-42. (1984)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Bulletin of the Faculty of Agriculture, Shimane Universtiy. 17. (1983)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Bulletin of the Faculty of Agriculture, Shimane University. 18. (1984)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Research Report of Japan Acoustical Society. AA84-42. (1984)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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