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低学力児の学習過程の分析と治療学習に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 59310018
研究種目

総合研究(A)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関(財)田中教育研究所

研究代表者

間宮 武  田中教研, その他, その他 (10017741)

研究分担者 藤巻 公裕  財団法人田中教育研究所, 所員 (80016518)
杉原 隆  財団法人田中教育研究所, 所員 (60015724)
杉原 一昭  財団法人田中教育研究所, 所員 (30017777)
河井 芳文  財団法人田中教育研究所, 所員 (20014714)
加賀 秀夫  財団法人田中教育研究所, 副所長 (00015968)
研究期間 (年度) 1984 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1986年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1985年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1984年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード低学力児 / 治療学習 / 加法 / 減法 / 乗法 / スモールステップ
研究概要

能力との関係で捉えられるいわゆる学業不振児ではなく、教室で大きな比率を占める相対的に学力の低い子供を、「低学力児」と規定し、その教育に資する目的で、彼らの学習過程の分析と治療学習の研究を取り進めた。
1.低学力児は、特定の教科にとどまらず、どの教科の学習にも困難を示すのが一般的であるが、中でも抵抗の大きいのが、数学関連の学習である。そこで、本研究では、算数教科を中心に、小学校児童を対象に、臨床的方法によって、個別の指導を徹底する形で検討した。
2.学習過程に関して結論的にいえば、彼らの理解・習得過程は、基本的には他の児童と変わるところはない。即ち、具体的には、彼らの学習過程におけるつまずきの性質(つまずく箇所)は、学力的に優れた児童のそれと同じである。違いは、そのつまずきの程度として現れる。従って、その指導、ないし、治療的指導の原則は、ステップを細かくし、より多くの時間を掛けることにあるといえる。
3.従って、そこで重要となるのは、児童の学習の最小単位を確定しながら、指導内容を細分化し体系化していくことである。その目的を具体化する取り組みとして、ここでは、治療学習の現実的の課題の一つとしての初期の数の学習に関する以下の内容について、新しい観点と原理に基づいての分析と徹底した体系化を行った。
(1)一桁加法の難易分析
(2)一桁乗法の難易分析
(3)二桁加法の類型化と体系化
(4)二桁、三桁減法の類型化と体系化
(5)二桁×一桁乗法、三桁×一桁乗法の類型化と体系化
さらに、治療学習へのコンピュータの活用も試み、問題点を指摘した。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 河井芳文: 東京学芸大学、研究紀要、第37巻、1961年.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] KAWAI Yosifumi: "An Analysis of the Structure of the Difficulty of 100 Simple Additions in Children" Bulletin of Tokyio Gakugei Univ.37. (1961)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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