研究分担者 |
北村 和夫 聖心女子大学, 文学部, 専任講師 (20153116)
山崎 準二 静岡大学, 教育学部, 助教授 (50144051)
佐藤 学 三重大学, 教育学部, 助教授 (70135424)
松平 信久 立教大学, 文学部, 教授 (70097228)
寺崎 昌男 東京大学, 教育学部, 教授 (20062573)
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配分額 *注記 |
5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
1986年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1985年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1984年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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研究概要 |
本研究は、教師のライフ・コースの分析に基づき、教員養成,現職教育、にわたる教師教育の改善に資する知識,方法を見出すことを目的にしている。研究の主要な内容は、次の通りである。 (1)教師というプロフェッションにおいて、いかなる知識,能力が必要となるか。(2)教師は、どのように専門的能力を発展させているか。(3)どのような経験,条件、人々が教師の専門的能力の発展を支えているか。(4)歴史的,社会的変動は、どのように教師の成長に影響を与えているか。 この研究で、調査対象とした集団は、1931年に長野県師範学校を卒業し、およそ40年にわたって教職にあった集団である。彼等の生涯における経験としては、小学生期における大正新教育運動の実践,教職についた時期に経験した昭和初年の経済恐慌,第二次大戦下の学校,戦後の教育改革等をあげることができる。121名の教師(元)に、質問紙を送り、71の回答を得た。その回答の分析に基づき、さらに36名の教師を選び、より焦点化されたインタビューを行った。 これらの資料に基づき、歴史,社会学,心理学,教育学の複数の方法を交錯させて、分析を行った。
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