研究課題/領域番号 |
59360028
|
研究種目 |
総合研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
農業土木
|
研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
須藤 清次 茨城大, 農学部, 教授 (60007052)
|
研究分担者 |
小谷 佳人 鳥取大学, 砂丘利用研究施設, 教授 (90032078)
長田 昇 三重大学, 農学部, 教授 (30024532)
中野 政詩 東京大学, 農学部, 教授 (00011908)
月館 光三 弘前大学, 農学部, 教授 (30003768)
前田 隆 北海道大学, 農学部, 教授 (80001402)
|
研究期間 (年度) |
1984 – 1986
|
研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
|
配分額 *注記 |
8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
1986年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1985年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1984年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
|
キーワード | 土壌分類 / 土質工学 / 土壌物理 / 非晶質粘土 / 火山灰土 / 赤黄色土 / 砂丘土 / マサ土 |
研究概要 |
1.物理的手法による分類 赤黄色土:沖縄土壌の耐食性を硬度・浸透能・団粒分布を指標にして分類し、畑地造成に寄与した(翁長)。全国に分布する赤黄色土に粘土鉱物の土層分布特性による分類を試み、気温・雨量との関係を明らかにした(岩佐)。火山灰土:pFによる国際分類基準に加えて、新しく乾燥密度による分類を内外の資料を基礎に提案した(前田)。砂丘土:粒度曲線と保水曲線の特性式の係数を用いて新しい分類を試み、物理性との高い相関を得た(小谷)。 2.農地工学とペドロジー 農用地造成:草地を耕種複合・林畜複合・大規模傾斜地に分類し、後二者を林地土壌・改良山成工・環境保全の視点から新山地畜産としてその役割を明らかにした(小林・堤)。黒ボクとマサ土の造成土壌の経時変化を追い、その物理性が相反する変移をたどることを見出した(駒村)。水田基盤整備:現場調査に基づき、ペドロジカル・エンジニアリングの確立のため、土壌知見適用の定式化を試みた(多田)。八郎潟干拓地で、土壌統レベルの経時変化と収縮・含水比の関係を明らかにした(住田)。地下水土壌型の生成過程と通年地下水位変動特性との関係を実測をもとに定式化した(浜崎)。 3.土の物理像 全体像:地表付近の熱エネルギの流れを地球的視野から把え、土地生産性の成立基礎を明かにした(粕渕・岩佐)。物理常数の相互関係を基礎・中間・機能の三階級に分け、農地工学への適用手順を検討した(中野)。構造:土の構成分として非晶質を新しく取上げ、その凝集作用(軽部)とコンシステンシーの影響(岩田)を調べ、有機物の土の構造への役割(長田)に新知見を得た。工学的性質:各種の土を対象に、乾燥履歴(荒川)、凍結・乾燥の効果(宮内)、スレーク特性(月館)および、膠結特性(須藤)に新知見を得た。
|