研究課題/領域番号 |
59390012
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
徳田 耕一 (1986) 東京工大, 国立大学(その他), 助教授 (40016548)
松田 博明 (1984-1985) 東京工業大学, 教授
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研究分担者 |
小山 昇 東京農工大学, 工学部, 助教授 (40134845)
藤平 正道 東京工業大学, 工学部, 教授 (40013536)
仁木 克己 横浜国立大学, 工学部, 教授 (00017899)
千田 貢 京都大学, 農学部, 教授 (90026419)
松田 博明 東京農工大学, 工学部, 非常勤講師 (50016515)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1986年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1985年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1984年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | 電極触媒 / 高分子修飾電極 / バイオエレクトロキャタリシス / バイオセンサー / 吸着種のレドックス電極反応 / 光鏡面反射法 / メディエイター / 膜 |
研究概要 |
分子機能電極は特異な機能を有する電極で、電極触媒、電気分折、選択的電解合成などの種々の方面への応用を目的とした研究が進められているが、これに関与する現象はすべて電気化学的現象であるという観点から、広い分野の研究者が協力して、分子機能電極の実用的開発を進めるとともに、基本的問題の統一的解釈を得る目的で本研究は企画され、進められた。研究分担者は(1)基礎理論、(2)電極界面の新しい探査法、(3)高分子修飾電極、(4)バイオキャタリシス、(5)バイオセンサーの5分科会に分属し、互に連絡をとりながら研究を進めた。その成果の一部は本研究で主催した2回の公開シンポジウムにおいて発表された。第1回シンポジウムは昭和60年11月16日に京都で行ない、4つの講演を持った。第2回シンポジウムは昭和61年1月30日に東京で行なわれ、8件の講演とパネル討論会を開催した。これらの成果及びその後の成果は本研究の成果報告書にまとめられた。得られた成果の一部を列挙すると、(1)吸着種の相互作用を孝慮した表面レドックス反応の電流-電位曲線の導出、(2)金電極と同様にグラッシーカーボン電極においても光鏡面反射法が吸着状態の研究に適用可能であることの実証、(3)高分子修飾電極における高分子膜内の電荷移動と高分子膜の構造との関連性の解明、(4)グルコースオキシダーゼ電極におけるメディエイターの役割の解明ならびにC型チトクロムの電極界面における電子移動反応においてのプロモーターの役割の解明、(5)電解処理したグラッシーカーボン電極の微量分折への利用、化学増幅機能をもつ酵素電極の開発、電解発光を利用する免疫反応センサーの開発、ISFET微小バイオセンサーの開発などがあり、研究の発展に広い分野の研究者の相互協力の必要性と重要性が示された。
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