研究課題/領域番号 |
59390017
|
研究種目 |
総合研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
広領域
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
松田 久 阪大, 教養部, 教授 (50029592)
|
研究分担者 |
松尾 武清 大阪大学, 教養部, 助教授 (50029691)
山本 正夫 奈良女子大学, 理学部, 教授 (80028159)
岡野 純 大阪大学, 教養部, 教授 (10028087)
大橋 守 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (70015535)
|
研究期間 (年度) |
1984 – 1986
|
研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
|
配分額 *注記 |
4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1986年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1985年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1984年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
|
キーワード | SIMS / FAB / FD / 質量分析 / ソフトイオン化 / ペプチド / クラスターイオン / イオンガン |
研究概要 |
1、高分子量生体成分の質量分析 大橋らによりIn beam方式による研究が行われ、この方式でEI法でも種々の生体成分の分子イオンが得られることが明らかとなった。鈴木らにより、SIMSイオン化の際問題となるNaイオンの挙動、及びその除去法について研究がなされた。松尾、交久瀬、松田らはヘモグロビンバリアントの分析法を確立し、数種の新しいバリアントの構造を決定した。また、ペプチド分子がSIMS法によりイオン化される際の質量分布について、パルスカウント法による新しい方法により測定をした。池川らは微量天然有機化合物をより精密にかつ正確に測定するための準備と測定法の開発を行った。 2、イオン源の研究 土屋は溶液に溶かした試料を直接イオン化する液体イオン源の開発研究を進めこのイオン源による質量スペクトルの特徴を調べた。またLCの直結に関する研究も行った。野田らは溶融金属による高密度イオンガンの開発を、奥山はFDイオン化エミッターの研究を組織的に行った。 3、イオン化機構の解明 山本らはEIMSにおけるイオン化機構の解析を理論面から詳細に行った。また、グリシンのフラグメンテーションの解析も行った。中田はCIにおけるプロトン付加によるイオン化の機構について、新しい研究方法を導入して解明した。交久瀬らは金属クラスターイオンについて、正負両イオンの質量分布を測定し、クラスターイオンの安定性について重要な知見を得た。岡野らはSIMS装置の開発を行い、そのイオン化機構について調べた。
|