研究課題/領域番号 |
59440042
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小暮 久也 東北大, 医学部, 教授 (20133936)
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研究分担者 |
高瀬 貞夫 東北大学, 医学部(脳研・神経内科), 助教授 (60004983)
籏野 昌弘 東北大学非水研, 高分子基礎構造化学, 教授 (50006293)
井戸 達雄 東北大学, サイクロトロンRIセンター(RI標識化合物製造), 教授 (80134063)
岩崎 祐三 東北大学, 医学部(脳研・脳微細構造), 教授 (00142927)
鈴木 二郎 東北大学, 医学部(脳研・脳神経外科), 教授 (50004536)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
32,000千円 (直接経費: 32,000千円)
1986年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1985年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1984年度: 26,000千円 (直接経費: 26,000千円)
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キーワード | Bio-NMR / chemical shift imaging / chronoautoradiogram / activation autoradiogram / 脳蘇生の病態生化学 / 【^!H】-MRI / 【^(31)p】-MRI / Chemical Shift Imaging / Chrono-ARG / Activation ARG |
研究概要 |
第1班は、その研究計画の中心テーマであったBio-NMRの開発を成功裏に終了し、その成果はAims on Phosphorus-31Magnetic Resonance Imagingと題する論文として、Springecr-VerlagからのFunctional Mappingof the Brain in Vascular Disorderというmonographの中に収録され、刊行された。MRIに於けるchemical shift imagingの技術は既に日立製作所の0.5Tおよび1.5Tの超電導MRIに応用され、実用に供されようとしている。従って、第1班の研究目標は全て達成されたと評価した。 第2班のchrona-autoradiographyは、glucose uptakeについてもlocalCBFについても、共に画像を定量的に処理出来るようになり、現在この技術は当研究室に於ける様々な実験に応用されるに至った。論文はTohoku A ExpMedにshort reportとして2編発表されたが、現在はfull size paperとして刊行出来るよう準備作業が進行中である。第2班の研究目標も100%達成出来たものと評価する。 第3班はサイクロトロンRIセンターでビームコースを利用する唯一のライフサイエンスとして健闘し、遂に技法の完成を見た。報告はJ CBF and Metに受理されており、この春には刊行される手順にになっている。この研究は現在進行中の脳の局所的酸素消費量(lCMR【O_2】)の測定の基礎をなしているものであり、国際的にもその成果が注目されているものである。研究目標は当然100%の達成率と評価される。 その他、研究課題全体を通して行われて来た「脳蘇生の病態生化学」に関する研究成果は国際刊行物に発表された論文としては18個(受理されたものも含む)を数へるに至っている。そしてそれらの成果は新しい「遅発性神経細胞壊死の機序とその防御機構についての研究」という課題の基礎となり、引き継がれれることになった。
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