研究課題/領域番号 |
59440055
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
平井 慶徳 順天堂大学, 医, 助教授 (50053038)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1985
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研究課題ステータス |
完了 (1985年度)
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配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1985年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1984年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
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キーワード | 経腸栄養 / 非経腸栄養 / 高カロリー輸液 / 完全静脈栄養 / 乳児 / 消費熱量測定 |
研究概要 |
1.経腸栄養に関して (1)Chemically Defined Dietの窒素源として、アミノ酸/オリゴペプチドのいずれが効果的であるかを、離乳期ラットThiry-Vellaループ腸管を用いて実験的に検索し、オリゴペプチドの有用性を確認した。 (2)経腸栄養のFat Moduleとして、良好かつ安定した乳化状態にある脂肪は、閉塞性肝障害幼若ラットおよび閉塞性肝障害乳児症例での検索で、きわめて有用であることを確認した。 2.非経腸栄養に関して (1)新生児完全静脈栄養におけるアミノ酸の量と質:ア. 360例の新生児高カロリー輸液症例を種々の角度から検討した結果、現在市販アミノ酸製剤を用いる場合、1.50〜2.50g/kg/日が推奨されることが明らかとなった。イ. 既にわれわれが試作している新生児用L型結晶アミノ酸剤(NI-2,7.5%濃度)を用いておこなった完全静脈栄養新生児の血漿アミノグラムを検討した結果、これを改善したNI-3の組成を得、その試作にかかっている。 (2)閉塞性肝障害乳児の経静脈栄養のためのアミノ酸組成の開発。ア. 閉塞性肝障害幼若ラットに完全静脈栄養を行い、その血漿アミノグラムを検討した結果、肝予備力に見合った投与アミノ酸の組成があることが明らかとなった。イ. 1〜2琲月令の先天性胆道閉鎖術前症例の血漿アミノグラムの動態を検索し、このような対象に完全静脈栄養を行う場合に用いるアミノ酸剤の新たな組成を考案し、検討を続けている。 3.Computerized Calorimetry装置の開発 新生児・乳児の栄養管理において、より適切な熱量投与量を決定するための1つの指標となる消費熱量の間接式測定装置をコンピューター内臓で開発し、現在、種々の対象において臨床応用中である。
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