研究課題/領域番号 |
59440086
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医学一般
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
清水 信義 慶応大, 医学部, 教授 (50162706)
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研究分担者 |
平井 雅道 慶応義塾大学, 医学部, 助手 (10168635)
GAMOU Shinobu Keio Univ. Sch. Med., Research Associate
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
25,000千円 (直接経費: 25,000千円)
1986年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1985年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1984年度: 11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
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キーワード | EGF / インスリン / レセプター / 腫瘍プロモーター / イムノトキシン / シグナル伝達 / Cキナーゼ / 膜レセプター / 細胞増殖因子 / 体細胞遺伝学 |
研究概要 |
EGF(上皮増殖因子)やインスリンなどのポリペプチドは、膜の特異的レセプターに結合することによってシグナルを誘導し細胞の代謝や増殖・分裂を調節している。しかしシグナル伝達の分子機構と遺伝制御の詳細は末だ明らかにされていない。増殖因子の膜レセプターへの結合から核の染色体DNA複製に至る過程には、さまざまな生化学反応を司る酵素やタンパク質因子、細胞骨格やオルガネラなどが関与していると考えられる。我々はこのようなプロセスに登場する標的分子に異常を起した細胞変異株を分離し、細胞遺伝学的アプローチを用いてこの問題を追求してきた。このために毒性ハイブリッドホルモンやイムノトキシンを作製し、EGFやインスリンに応答しない変異株や異常に応答する変異株を分離する方法を開発した。またmitotic shake-offによる応答不能変異株の分離も試みた。これらの方法で得られた変異株の性状を解折した結果、ラットヘパトーマ細胞においてインスリンレセプターは増殖促進のシグナルと肝特異的酵素の誘導シグナルを出すことや、マウス線維芽細胞において腫瘍プロモーターと増殖因子によるシグナル伝達とCキナーゼやリン脂質代謝の共役などが明らかになった。さらにEGFレセプター遺伝子の詳細なマッピングを行った。
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