研究課題/領域番号 |
59460037
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
固体地球物理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
三木 晴男 京大, 理学部, 教授 (10025215)
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研究分担者 |
飯尾 能久 京都大学, 理学部, 助手 (50159547)
伊藤 潔 京都大学, 理学部, 助手 (80022721)
梅田 康弘 京都大学, 理学部, 助手 (10025421)
黒磯 章夫 京都大学, 理学部, 助手 (40025416)
渡辺 晃 京都大学, 理学部, 助教授 (70025344)
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研究期間 (年度) |
1984 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1986年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1985年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1984年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 歴史地震記録 / マイクロフィルム / 阿武山地震観測所 |
研究概要 |
『歴史地震記録をマイクロフィルム化し保存すること、また社会に貢献し地震学の研究に広く利用されるようマイクロフィルムのコピーを世界データセンターAに寄贈すること』以上の決議が、国際地震学・地球内部物理学会とユネスコとの共同で昭和57年になされた。京都大学理学部阿武山地震観測所は、上記の決議勧告をうけた日本国内3機関の1つである。 歴史地震記録とは、世界中の地震観測網が未だ充分整備されていなかった昭和38年以前の古い地震記録のことである。当観測所では勧告をうけた翌年から記録の整理、すなわち原記録を時間順に揃え、破損したものは修繕し、欠測日をリストアップする作業を続けてきた。昭和59年より表記研究費の助成を受け、整理済みの記録から順にマイクロフィルム化を実施することができた。昭和61年までに、3種類の地震計記録33787枚を53巻のフィルムに収めることができた。 これらのマイクロフィルムは勧告に従って、1組を当観測で保存し、コピーを世界データセンターAに寄贈した。今後、国内での利用の便をはかるため他の2機関(東京大学、緯度観測所)ともフィルムの交換を行なう予定である。マイクロフィルム化の経過は、昭和60年東京で開催された国際地震学・地球内部物理学会で発表し、多くの国の関係者から注目された。 フィルムの利用度をいっそう高めるため、フィルムの内容・目録(地震計の種類及びその定数、フィルム化された期間と欠測日のリストなど)をマイクロフィルムとは別に印刷した。この冊子には昭和9年から同32年までの地震記録の読み取り結果も印刷してあるので古い地震の利用には大いに役立つものと期待している。この冊子は世界のおよそ200の機関・図書館に寄贈する予定である。
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